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積水ハウス(株)は16日、戸建住宅の新たな点検システム「スマートインスペクション」を、8月1日より全国29事業所のカスタマーズセンターで順次開始すると発表した。
「スマートインスペクション」は、同社が実施する10年ごとの定期点検で導入する。ドローンと床下点検ロボット、小屋裏点検ロボットを使用し、これまで機材で撮影することができなかった屋根上面など、10項目の点検において高精細画像を撮影。クラウド経由でサポートデスクに待機する専門スタッフが画像データを確認、速やかに不具合判定する。
複数の先進機器を組み合わせて、遠隔で診断する点検システムは住宅業界で初。作業時間を大幅に短縮できる他、点検作業に必要な脚立等の道具の持ち込みも不要となり、持ち込んだ道具による室内の汚れ・傷を回避、顧客の満足度向上につながる。
また、スマートフォンやタブレットで遠隔操作するシステムにより、危険を伴う高所や床下での作業が不要となる。同社は労働環境の向上および高齢者、女性の活躍機会の創出につなげていく。